■白峯神宮とは

こんにちは。

今回は「白峯神宮」(しらみねじんぐう)です。

白峯神宮は、京都市上京区にあり、

1868年(慶応4年)に創建された神社です。

祭神は、1156年に勃発した「保元の乱(ほうげんのらん)」に敗北し

讃岐(さぬき)へ配流となった崇徳上皇と、淡路へ配流となった「淳仁天皇」です。

創建にあたり、明治天皇が讃岐の白峯から崇徳上皇の神霊を、

のちには淡路から淳仁天皇の神霊をお迎えされ、

皇室鎮護の神として祀られたのがはじまりです。

慶応年間の創建と聞いて、歴史ある京都では比較的最近の神社に思えてしまいます。

白峯神宮は今出川通に面して鎮座しており、

バス停も目の前にあるためアクセスは大変便利です。

※鳥居は質素ですが佇まいがとてもステキです。

※徒歩圏内には「晴明神社」もあります。

境内を入ると正面に本殿が見えます。

まずは右側にある手水で清めますが、

その奥には京都市指定天然記念物の「オガタマノキ」があります。

※写真に入りきらないほど大きく立派な木です。

手水で身を清めた後はいよいよ本殿にてお参りをしますが、

神様に向けて鳴らす「鈴」は独特な形をしており、

手に持って振るように鳴らします。

※とても大きな「鈴」です。

また、白峯神宮がどうして蹴鞠(けまり)や球技のスポーツに縁が深いかというと、

ここにはもと飛鳥井家の邸宅があった場所となります。

飛鳥井家は和歌や蹴鞠の宗家であり、境内には鞠庭(蹴鞠専用のコート?)があります。

※小学生時代に友人たちと行ったリフティングゲームを思い出しました。

さらに境内にある摂社の「地主社」には蹴鞠道の神である

「精大明神」(せいだいみょうじん)がお祀りされています。

※様々な球技のボールが奉納されています。

その他、保元の乱で崇徳上皇方として戦った、

源為義(陸奥四郎)・源為朝(鎮西八郎)の親子が

祭神としてお祀りされた「伴緒社(とものおしゃ)もあります。

(為義・為朝は源義朝の父親と弟であり、源頼朝の祖父と叔父にあたります。)

市内の大通りに面していますが

一歩入ると広大な境内に市の天然記念物や、

蹴鞠の碑などサッカーに縁の末社もある白峯神宮です。

御朱印も貰いましょう!

■過去の京都検定での出題実績

過去の【京都検定2級・3級】では、

「白峯神宮」や「オガタマノキ」など計12問が出題されています。

※関連問題含む。筆者独自調べ。

第4回 2級 白峯神宮

第6回 2級 (正誤問題)

第8回 3級 白峯神宮

第9回 2級 白峯神宮

第11回 2級 白峯神宮

第12回 2級 オガタマノキ

第13回 3級 白峯神宮

第16回 2級 オガタマノキ

第17回 2級 飛鳥井家、崇徳天皇、伴緒社

第21回 3級 蹴鞠

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■白峯神宮

住所:

〒602-0054

京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町261

HP:

https://shiraminejingu.or.jp/

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