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【源氏物語・廬山寺】(京都検定★★)紫式部の邸宅址に建つ「鬼やらい」で有名なお寺

過去の【京都検定】2級、3級では計15問が出題されています。※筆者調べ。

こんにちは。今回は「廬山寺」です。

最近話題の「源氏物語」を執筆した紫式部の「邸宅址」にあります。

廬山寺は天台圓宗の大本山で、正式寺号は「廬山天台講寺」といいます。

938年(天慶年間)、比叡山第18世座主の元三大師良源(慈恵大師)が

京都北部の船岡山南麓に建立した輿願金剛院に始まったとされています。

その後統合を経て廬山天台講寺となりましたが、

兵火に遭い1573年(天正元年)に今の紫式部邸宅址に移転されました。

京都御苑の東側に位置しており、

近くまで来ると「廬山寺」、「紫式部邸宅址」、「元三大師」の標識が目に入ってきます。

※わかりやすいですね。

※紫式部は当時の都の中で一等地に住んでいたということでしょうかね。

山門をくぐるとすぐに「元三大師堂」が見えてきます。

その先に本堂がありますが、

境内もコンパクトで本堂(拝観入口)まですぐにたどり着きます。

※紅葉もステキです!

本堂を入るとすぐに金色に輝く紫式部像が出迎えてくれます。

恐らく昔もですが、今もオーラがすごい!!

※ちなみに写真撮影OKです!

本堂内の撮影はできませんが、

お庭は自由に撮影ができます。

その名も「源氏庭」です。

6月から9月頃まで紫の桔梗の花が咲くそうです。

※お伺いが5月のためまだ開花前でした。

縁側に腰かけると庭の木々と空がちょうど良い高さで目に入ってきます!

大きなお寺の壮大なお庭とはまた違った本当に「ちょうど良い」景色を楽しむことができます。

※参拝するなら平日の午前中あたりが狙い目かもですね!

また境内には豊臣秀吉が当時の防衛機能として整備した「御土居(おどい)」の遺構があります。

ここは当時の御土居内で言えば最も東側のところになるのでしょうか。

手前は墓地となっていますが、石碑も建てられています。

その他に有名なのは節分時に開催される「鬼法楽(通称:鬼おどり)」です。

元三大師良源が村上天皇時代に宮中において300日の護摩供を行った際、

三匹の鬼【三種の煩悩(三毒)とされる食欲・瞋恚(しんい・怒ること)・愚痴)を表す】が現れ、

これを追い払ったことに因んでいるそうです。

御朱印は「若紫」の特別朱印が授与されていました。

過去の【京都検定】では回答で「蘆山寺」を選ぶ内容が多く、

紫式部や鬼法楽・鬼おどり、元三大師良源などの用語が問題内に記載されていることが多いです。

■過去の【京都検定】2級、3級では計15問が出題されています。※筆者調べ。

1.第1回  3級 廬山寺

2.第3回  2級 正誤問題

    (廬山寺=和泉式部 ⇒ 紫式部)

3.第4回  2級 廬山寺

5.第5回  2級 廬山寺

6.第8回  2級 廬山寺

7.第12回  2級 廬山寺

8.第15回  3級 廬山寺

9.      2級(御土居)

10..第16回 2級 廬山寺

11.第18回 3級 廬山寺

12.第21回 3級 紫式部

13.     2級 廬山寺

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【廬 山 寺】

 ■所在地:

 〒602-0852 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397

 ■HP:

 天台圓淨宗 廬山寺公式HP (biglobe.ne.jp)

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